DIYでスピーカー交換してみた…フィットに「FOCAL」を取り付け | Bartendergames- bartendergames.info

DIYでスピーカー交換してみた…フィットに「FOCAL」を取り付け

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ホンダ・フィットに『FOCAL・カスタムフィットモデル』を付けてみた!
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クルマの中で良い音を聴きたいと思ったら、音の出口であるスピーカーを交換するのが早道だと言われている。その真相を実車で検証している当シリーズ。今回は、定番コンパクト、ホンダ『フィット』に、人気ブランド「FOCAL」の入門機を換装したリポートをお伝えする。


■純正スピーカーは"フルレンジ"タイプ。ドアのスピーカーだけで全帯域を鳴らし切る…。

はじめに、フィットの純正スピーカーの状況をリポートしていこう。テスト車のフロントスピーカーは、"フルレンジ"タイプ。ドアに取り付けられたスピーカーのみで、低音から高音までを再生しようとしている。

ちなみに"フルレンジ"スピーカーとは、ある意味、スピーカーの究極形とされてはいるが、実際には1つのユニットで全帯域をスムーズに鳴らし切るのは至難のワザだ。従って"マルチウェイ"スピーカーがあり、最近の国産車でも、"セパレート2ウェイ"タイプが採用されるケースが増えている。

音も確認した。やはり、高域の再生レンジが狭い印象を禁じ得ない。ヌケ切らず、ぼやっとした聴こえ方だ。さらに言うと、音が足元に溜まりがちでもある。音量を上げていくと解消傾向に進み音像もある程度上がってくるが、「目の前にサウンドステージが広がる」というような聴こえ方にはなりにくい。

試聴した後に取り外し、今回交換するスピーカーと見比べて見た(写真参照)。表側から見ると大きく異なっている感じはしないが、裏側を見ると違いが顕著だ。気になるポイントは2点。1つは磁気回路。純正スピーカーは少々作りが貧弱だ。そしてもう1点はフレーム。純正スピーカーのそれは樹脂製で強度は高くはなさそうだ。対して今回使用する「FOCAL」スピーカーは、しっかりした磁気回路を持ち、フレームはアルミニウム製。強固な作りだ。

クルマは走る道具であるわけで、純正スピーカーにコストが掛けられていないのは致し方ないことだ。ただし、良い音で音楽を楽しみたいと考えるドライバーにとっては、状況は芳しくない…。


■使用スピーカーは『FOCAL・ISS 170』。汎用性の高いお手頃モデル。

続いては、今回のテストで使用したスピーカーのプロフィールを解説していこう。ブランドは「FOCAL」。フランスに本拠を置く、世界的な実力メーカーだ。ホーム用、カー用ともに、超ハイエンドモデルからエントリーグレードまで、製品ラインナップが幅広いことも特長としている。

日本で販売されているカー用のスピーカーのラインナップは以下のとおりだ。まず、フラッグシップモデルとして『Utopia Be ULTIMA(ユートピア ビー ウルティマ)』(税抜価格:200万円)が君臨し、それに続いて、主力シリーズとなる『K2パワー』シリーズ、『FLAX』シリーズが名を連ね、エントリーグレードとして『カスタムフィットモデル』が用意されている。さらには、車体メーカーごとの専用モデル、『車種別専用キット』も幅広く展開されている(正規輸入代理店である「ビーウィズ」からも、独自にプロデュースされた日本独自の車種別専用キットも加えられている)。

今回、ホンダ・フィットに取り付けられたスピーカーは、『カスタムフィットモデル』に属する『ISS 170』(税抜価格:4万円)。170mmミッドウーファー(振動板素材はポリグラス)と20mmアルミ反転ドームトゥイーターで構成された"セパレート2ウェイ"スピーカーだ。

なお当機は、取り付け性の高さもストロングポイントだ。ミッドウーファーの取り付け奥行き寸法は57mm。多くの車種で、大きな加工を伴うことなく装着可能であろう。トゥイーターも小型化が図られているのでAピラーやミラー裏への埋め込み加工もスムーズに行え、さらには同梱のマウントを使えば、インテリアに対してノーダメージで装着できる。

また、音楽信号の帯域分割を行う"パッシブクロスオーバーネットワーク"がそれぞれのスピーカーに一体化されており、その点でも取り付け性が高い。加えて、取り付けスペーサーや各種ハーネス、ビス等も同梱されており、これらが使用可能な車種では、別途費用も最低限に抑えられる。


■トゥイーターが加わった効果は絶大。「FOCAL」らしさも存分に味わえた。

なお今回は、比較的に簡単な方法でスピーカーインストールが実行された。ミッドウーファーの装着には同梱のスペーサーは使わずワンオフされた"インナーバッフル"を使用したが、ドア内部に施工するいわゆる"デッドニング"と呼ばれる加工は省かれている。トゥイーターは付属のマウントを用いて、ダッシュボード上に両面テープで固定した(ケーブルを隠す処理は抜かりなく施されている)。

ちなみに、今回取材に協力いただいた「フォーカルプラグ&プレイ本店<木更津アウトレット前>」(千葉県木更津市)で設定されている、当スピーカーの取り付け時間は3時間。同店では取り付け費用が1時間あたり8000円と定められているので、取り付け費用は2万4000円で完結する(取り付けパーツが必要となる場合は別途加算)。

かくしてスムーズに取り付けが終了し、早速試聴を開始した。

音質の向上は、絶大だった。トゥイーターが追加された効果が如実に現れ、高域の再生レンジが一気に伸び、クリアさが見違えている。

また、これまで足元に溜まりがちだった音像が、フロントガラスの高さまで上がっていることにも驚かされた。高音は指向性が強いため、人間の耳は高音の出所に対する感度が高くなる。トゥイーターの取り付け位置が高くなったことで、比較的に指向性が弱い中低音も足元から引き上げられ、このような聴こえ方になったのだ。トゥイーターが存在することで、さまざまなメリットが生み出されている。

中低域の質感も、フェイズプラグタイプの170mmミッドウーファーのお蔭で向上している。低域はほどよくタイトで、中域の分厚さも増している。音にハリがあり、瑞々しさも加わった。そしていかにも「FOCAL」らしい気品も感じ取れる。温かみがあり、滑らかで、きめ細やか。なんとも耳に心地良い。

これまでも、スピーカー交換の効果のほどをさまざまな車種で体験してきたが、純正スピーカーが"フルレンジ"タイプであった場合は、それが特に大きくなること再確認した。イージーインストレーションを優先するならば、交換するスピーカーにも"フルレンジ"タイプをチョイスするのも一手だが、おすすめなのはやはり、"セパレート2ウェイ"タイプへの換装だ。スピーカー交換の利点を十二分に味わえる。

音が良くなると、車内の快適性も向上する。車格がワンランク上がったかのような満足感が得られるはずだ。ホンダ・フィットのオーナーは特に、当記事を大いに参考にしていただきたい。

【スピーカー交換にトライ!】ホンダ フィット に『FOCAL・カスタムフィットモデル』を付けてみた!

《太田祥三》

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